友諒会会長挨拶
友諒会会長,機械システム工学科 学科長 峯田貴
友諒会会員の皆様には,日頃より多大なご協力,ご支援を頂いております.この場をお借りして厚く御礼申し上げます.
さて,私は2020年4月に学科長を拝命いたしました.微力ではございますが,伝統ある本学科の諸先輩諸先生方のご功績を受け継ぎ,善を尽くして本学科の発展に専心努力する所存です.また,本ページにつきましては長らく更新が滞っておりましたこと,ここにお詫び申し上げます.
機械システム工学科は,2017年度(平成29年度)の改組において,名称は継続ですが,学生定員が140名に増員され,旧・応用生命システム工学科から中村孝夫先生,井上健司先生,馮忠剛先生,村松鋭一先生,羽鳥晋由先生,渡部裕輝先生,有我祐一先生,姜時友先生,佐藤大介先生が合流し,「構造・材料・デザイン領域」,「熱流体・エネルギー領域」,「ロボティクス・バイオニクス領域」の大きな3領域からなる一段と規模を拡大した学科へと生まれ変わり,幅広い分野を網羅して研究と教育に取り組んでいます.大学院は,博士前期課程が2021年春に改組となり,新しい「機械システム工学専攻」として2022年度に初の修了生を送り出しました.博士後期課程は2023年度からは「先進工学専攻・機械システム工学コース」に生まれ変わり1期生を迎えています.
教職員の異動状況もご報告いたします.工学部長の重責を担っておられた飯塚博先生が2019年度で定年退職され副学長に就任されました.同年には中村孝夫先生が定年退職,Mikael A. Langthjem先生がデンマーク工科大へ転出されました.佐藤大介先生(2019年度)宮瑾先生(システム創成工学科兼任,2019年度)が工学部の他学科へ移られました.小沢田正先生が2021年度で定年退職されました.
一方,材料加工学が専門の久米裕二先生(2015年),ロボット工学が専門の戸森央貴先生,伝熱工学が専門の江目宏樹先生(2017年),流体工学が専門の邢文静先生(2023年)が,本学科へ着任されています.
2020年初春から新型コロナウイルスにより社会が一変し,山形大学でも教職員も学生諸君も大変な思いで乗り越えてきております.機械システム工学分野では,授業も教材に工夫を凝らしたオンライン教育に対応するとともに,実習や実験科目をはじめ可能な限り対面での授業の実施にも務めてきました.研究室での卒研と大学院の研究活動は,短期のキャンパス閉鎖や部分閉鎖はあったものの,3年間を通じてほぼ大きな支障なく継続することができ,学生諸君の大きな成長にもつながったものと思います.コロナ禍においても,会員諸先輩の皆様にもご支援を賜り,本学科の学生は比較的順調に就職して社会へ巣立っております.
今後も“コロナ後”に向かう社会状況にも対応しながら,教職員一丸となり,研究・教育に邁進する所存です.会員諸先輩の皆様からのご指導,ご支援のほど,心よりお願い申し上げます.
2023年(令和5年)5月
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